クレジットカードやローンの審査が不安なとき、「自分の信用情報はどうなっているのか?」と気になる方は多いと思います。
そんなときに確認しておきたいのが、CICの信用情報開示です。
CICの開示を行うと、クレジットカードやローンなどの契約内容、支払い状況、残高、申込情報など、自分の信用情報がどのように登録されているのかを確認できます。
この記事では、CICの開示方法を初めての方にもわかりやすく、順番に解説します。
この記事でわかること
- CICで確認できる信用情報の内容
- インターネット開示と郵送開示の違い
- スマホでCICを開示する手順
- 郵送でCICを開示する手順
- 開示後に見るべきポイント
CICの信用情報開示とは?
CICの信用情報開示とは、自分自身のクレジットカードやローンの利用状況が、CICにどのように登録されているかを確認できる制度です。
たとえば、以下のような情報を確認できます。
- クレジットカードやローンの契約内容
- 契約している会社名
- 契約年月日
- 利用残高
- 請求額や入金額
- 支払い状況
- 過去の申込情報
- カード会社などが信用情報を確認した記録
簡単にいうと、カード会社やローン会社が審査時に確認する信用情報を、自分でも確認できるということです。
CICの開示方法は2つある
CICの開示方法は、主に以下の2つです。
| 開示方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| インターネット開示 | スマホで手続きでき、PDFで開示報告書を確認できる | 早く確認したい人、マイナンバーカードを持っている人 |
| 郵送開示 | 申込書や本人確認書類を郵送して、開示報告書を受け取る | スマホ手続きが難しい人、マイナンバーカードを使えない人 |
基本的には、マイナンバーカードとスマホがあるならインターネット開示が便利です。
一方で、スマホ操作が苦手な方や、インターネット開示の条件を満たせない方は、郵送開示を選ぶ形になります。
インターネットでCICを開示する方法
まずは、スマホで行うインターネット開示の流れを見ていきましょう。
インターネット開示で必要なもの
インターネット開示をする場合、主に以下のものを用意します。
- スマートフォン
- マイナンバーカード
- マイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号
- マイナPocketアプリ
- CICに登録されている電話番号
- メールアドレス
- 手数料の支払い手段
- PDFを開ける環境
ここで特に注意したいのが、CICに登録されている電話番号です。
クレジットカード会社などに届け出ている電話番号と違う番号で手続きを進めると、正しい情報が表示されない可能性があります。
STEP1:CIC公式サイトのインターネット開示ページに進む
まずは、CIC公式サイトのインターネット開示ページにアクセスします。
インターネット開示は、CIC公式サイトから手続きを進めます。検索結果や広告から似たようなサイトに入るのではなく、必ず公式サイトかどうかを確認してから進めましょう。
STEP2:マイナPocketアプリを準備する
CICのインターネット開示では、オンライン本人確認にマイナPocketアプリを使用します。
手続き前に、スマホにマイナPocketアプリをダウンロードしておきましょう。
ただし、マイナPocketアプリから直接CICの開示手続きを進めるわけではありません。アプリを準備したあと、CIC公式サイトに戻って手続きを続けます。
STEP3:支払い方法を確認する
インターネット開示の手数料は、500円(税込)です。
支払い方法は、主に以下の方法が利用できます。
- PayPay
- 楽天ペイ
- クレジットカード
- デビットカード
- キャリア決済
利用できるカードや決済方法には条件があるため、手続き前にCIC公式サイトで確認しておくと安心です。
STEP4:受付番号を取得する
次に、CICに登録されている電話番号から受付番号を取得します。
受付番号は、この後の開示手続きで必要になります。取得したら、必ずメモしておきましょう。
注意点
受付番号には有効時間があります。取得してから時間が経ちすぎると使えなくなるため、手続きを始める直前に取得するのがおすすめです。
STEP5:受付番号と電話番号を入力する
CICの開示専用ページに進み、取得した受付番号と、受付番号を取得した電話番号を入力します。
ここで電話番号を間違えると、手続きが進まなかったり、正しい情報が出なかったりする可能性があります。
STEP6:マイナンバーカードで本人確認をする
次に、マイナPocketアプリを使って、マイナンバーカードによる本人確認を行います。
画面の案内に従って、マイナンバーカードの読み取りや暗証番号の入力を行います。
STEP7:氏名・住所などのお客様情報を入力する
本人確認が終わったら、画面の案内に従って必要事項を入力します。
氏名、生年月日、住所、電話番号などを入力する際は、クレジットカード会社やローン会社に届け出ている情報とズレがないか意識しましょう。
STEP8:手数料を支払う
入力内容を確認したら、手数料の決済に進みます。
支払いが完了すると、開示報告書のダウンロード画面へ進みます。
STEP9:開示報告書をダウンロードする
最後に、信用情報開示報告書をPDFでダウンロードします。
ダウンロードボタンが表示されたら、速やかに保存しましょう。スマホだけで見るのが不安な場合は、PDFを保存しておくと後から見直しやすくなります。
インターネット開示の流れまとめ
- CIC公式サイトにアクセスする
- マイナPocketアプリを準備する
- 支払い方法を確認する
- 登録電話番号から受付番号を取得する
- 受付番号と電話番号を入力する
- マイナンバーカードで本人確認する
- お客様情報を入力する
- 手数料を支払う
- 開示報告書をPDFでダウンロードする
郵送でCICを開示する方法
スマホやマイナンバーカードを使った手続きが難しい場合は、郵送でCICの開示請求を行うこともできます。
郵送開示で必要なもの
本人が郵送で申し込む場合、主に以下の書類が必要です。
- 信用情報開示申込書
- 本人確認書類
- 開示手数料
本人確認書類は、現住所が確認できる書類などが必要になります。必要書類は変更される可能性があるため、郵送する前に必ずCIC公式サイトで最新情報を確認してください。
STEP1:信用情報開示申込書を用意する
CIC公式サイトから信用情報開示申込書を作成またはダウンロードし、印刷します。
プリンターがない場合は、コンビニのマルチコピー機で申込書を印刷する方法も案内されています。
STEP2:申込書に必要事項を記入する
申込書には、氏名、生年月日、住所、電話番号などを記入します。
ここで重要なのは、過去にクレジットカードやローンの申込みで使った電話番号もできるだけ正確に記入することです。
電話番号や住所が変わっている場合、情報がうまく紐づかないことがあります。過去の携帯番号や固定電話番号に心当たりがある方は、申込書の記入時に漏れがないよう注意しましょう。
STEP3:本人確認書類を準備する
郵送開示では、本人確認書類の提出が必要です。
書類には、原本が必要なもの、コピーでよいもの、マスキングが必要な項目などがあります。
特に、マイナンバー、本籍地、健康保険の記号番号など、提出時に塗りつぶしが必要な情報がある場合は注意してください。
STEP4:手数料を用意する
郵送開示の手数料は、支払い方法によって金額や発行手数料が異なります。
支払い方法としては、主に以下があります。
- 開示利用券(コンビニチケット)
- ゆうちょ銀行の定額小為替証書
郵送開示は、インターネット開示よりも準備するものが多いため、金額不足や書類不備に注意しましょう。
STEP5:必要書類をCICへ郵送する
信用情報開示申込書、本人確認書類、手数料をまとめて、CICの郵送開示センターへ送ります。
郵送先は変更される可能性があるため、封筒に記入する前にCIC公式サイトで最新の宛先を確認してください。
STEP6:開示報告書を受け取る
郵送開示の場合、開示報告書は本人限定受取郵便などで送付されます。
申込みから報告書の到着までは日数がかかるため、急いで確認したい方はインターネット開示の方が向いています。
CICを開示したら、どこを見ればいい?
CICの開示報告書を確認するときは、ただ眺めるだけでなく、以下のポイントをチェックしましょう。
1. 入金状況に遅れの記録がないか
まず確認したいのが、クレジットカードやローンの支払い状況です。
過去に支払い遅れがあった場合、入金状況に記録が残っていることがあります。
カード審査が不安な方は、ここを最優先で確認しましょう。
2. 異動情報が登録されていないか
長期延滞や債務整理などがあると、信用情報にいわゆる「異動」と呼ばれる情報が登録されることがあります。
この情報があると、クレジットカードやローンの審査ではかなり厳しく見られる可能性があります。
3. 使っていないカードやローンが残っていないか
自分では解約したつもりでも、信用情報上では契約が残っている場合があります。
特に、昔作ったカードやショッピングローン、携帯端末の分割払いなどは見落としやすいポイントです。
4. 申込情報が多すぎないか
短期間に複数のクレジットカードやローンへ申し込んでいると、申込情報が複数残っていることがあります。
審査に不安がある場合は、申込情報が落ち着いてから次の申込みを検討するのも一つの考え方です。
CIC開示でよくある失敗
登録電話番号を忘れている
インターネット開示では、CICに登録されている電話番号が重要です。
昔の携帯番号、実家の固定電話、勤務先番号など、過去にカード会社へ届け出た番号を忘れていると、うまく情報が出ないことがあります。
PDFを保存し忘れる
インターネット開示では、開示報告書をPDFで確認します。
後から見直したい場合に備えて、スマホ内やクラウドなど、自分が管理できる場所に保存しておきましょう。
郵送書類に不備がある
郵送開示では、申込書、本人確認書類、手数料のいずれかに不備があると、手続きが遅れる可能性があります。
郵送前に、CIC公式サイトの案内と照らし合わせながら確認することが大切です。
CICを開示するメリット
CICを開示するメリットは、審査に申し込む前に自分の信用情報を把握できることです。
たとえば、過去の延滞が気になっている方、カード審査に落ちた理由を考えたい方、これからクレジットカードを申し込む予定がある方にとって、CICの開示は判断材料になります。
ただし、CICを見たからといって、必ず審査に通るカードがわかるわけではありません。
カード会社は信用情報だけでなく、申込内容、収入、勤務先、他社借入、利用履歴なども含めて総合的に審査します。
つまり、CIC開示は「審査に通る保証」ではなく、自分の現状を知るための確認作業と考えるのが正解です。
まとめ|CIC開示はクレジット審査前の自己チェックに役立つ
CICの開示方法には、インターネット開示と郵送開示があります。
スマホとマイナンバーカードがある方は、インターネット開示の方がスムーズです。手数料も比較的安く、PDFですぐに確認できるため、急いで信用情報を確認したい方に向いています。
一方で、スマホ操作が難しい方やマイナンバーカードを使えない方は、郵送開示を選ぶこともできます。
クレジットカードやローンの審査に不安があるなら、いきなり何枚も申し込む前に、まずはCICで自分の信用情報を確認してみるのがおすすめです。
審査が不安な方へ
過去の延滞や支払い遅れが気になる場合、まずはCICで現在の登録状況を確認してから、申し込むカードを選ぶことが大切です。
信用情報に不安がある方は、審査難易度が高いカードへ無理に申し込むより、現在の状況に合ったカードを慎重に選びましょう。
